増田塾の難関私大合格直結カリキュラムについて英文法/英文読解担当 中澤俊介講師に聞きました。生徒を難関私立文系大学に絶対に合格させるために考え抜かれたカリキュラムとは? そして増田塾が追う徹底指導の在り方についてもお話いただきました。
―まずは中澤先生についてお伺いしたいのですが。
はい。よろしくお願いします。
―いつから増田塾で教えてらっしゃるのですか?
はじめに非常勤講師として2年間携わり、そこから社員になり約8年になります。
―どうして増田塾で教えようと思われたのですか?
やはり、増田塾の理念に共感したからですね。普通の予備校はただ“教える”だけです。理解は生徒に“任せて”しまう。ですが、増田塾は“やるべきことを提示”して“筋道を立てる”。そもそも勉強のやり方が分からない子たちに、やり方を教えるところから始めるんです。「やらないやつが悪い」「分からないお前が悪い」ということは絶対にしません。
―勉強のやり方を教え、筋道を立てて、やるべきことを提示していくと、生徒は変わりますか?
そうですね。変わっていく子がほとんどです。ですが、時には変わらない…というか変わりづらい子もいます。そういう生徒は、頑張った経験がなかったり、頑張ったけど褒められたことがなかったり、そもそも自分に関心を向けられたことがなかったりします。なのでどこかで「どうせ自分が頑張ったって…」という気持ちをもってしまっているんです。“やらなければいけない”と頭でわかってはいても体がついていかない状態になっているんですね。そういう生徒に「やれ!やれ!」とお尻だけ叩いてもどんどん嫌になってしまうだけです。
―そういった生徒にはどう接するんですか?
とにかく寄り添い、気にかけます。そして「俺は君を見ているよ、気にかけているよ」というサインを出すんです。「毎週課題をチェックするから持ってきなさい」などの声かけをします。すると今まで気にかけてもらったことがなかった生徒は「自分を見ていてくれる人がいる」と、やる気が沸いてきて体がついてくるようになります。
―しかし、先生がそこまで生徒をケアするのは大変ですね。
はい。そこで増田塾では少人数制をとっています。そうしないと見きれないんですね。僕も昔は他の予備校で200人、300人というクラスで教えていたことがあります。正直、気分はいいんですよ(笑)でも、生徒が授業を理解しているのかどうか、どこが分からないのか、などはまったく分からないんです。そんな授業をしているうちに、自分の使命は生徒を合格させるためなのにこれでいいのか? という疑問が沸いてきました。それで少人数制で徹底的に生徒に向き合う増田塾で教えることにしたんです。
―先生ご自身は勉強のやり方はわかる学生だったんですか?
そうですね。小学生の頃から、勉強が大好きで自分で親に頼みこんで塾に通っていたほどです。動機は不純で“モテたい”から(笑)テストで良い点をとるとみんなが「すごいね!」とかちやほやしてくれるので、もっと頑張ろうと思ったんです。それで勉強習慣がついたので、勉強で苦労する、ということはありませんでした。自分の周りもそうだったので増田塾で教えるようになって“勉強の仕方がわからない”という生徒がいるということにとてもビックリしたんです。けれど、テストの点が採れないという理由を理解してものすごく納得しました。そして増田塾の「やることをやったら絶対に合格する」というカリキュラム、体制が素晴らしいなと思いました。
―増田塾には難関大学合格保証制度がありますね。
はい。生徒はキチッとやるべきことをやったのに受からなかったら、それはこちらの責任ですよね。だって、合格させるためにカリキュラムをつくってそれを生徒にやらせていたのは増田塾なんですから。カリキュラムが間違っていたのか、その生徒の個性や性格をしっかり把握できずにテスト当日を迎えさせてしまったのか…とにかく、こちらの責任です。なので、この制度があるということは増田塾に通う生徒の大きな心の支えになっていると思います。
―そこまで自信をもつカリキュラムとはどんな仕組みなのでしょうか?
カリキュラムで工夫している点に、授業の復習で何をすべきか、暗記はいつまでに何を覚えていけばよいのかなど、本来受験生が自分自身で考えていかなければならないものを増田塾がレールを敷き管理していくシステムがあります。例えば、一般的な予備校では人によってさまざまな問題集や単語帳を使っていると思いますが、増田塾では必要な教材を全て塾側で指定をして課題を出していきます。ですから、生徒は合格までの最短距離をあれこれ迷うことなくいつまでに何をすればよいのかを理解して突き進むことができるんです。
また、授業内容を本当に理解しているか、覚えているか、ということを毎週テストでチェックします。きちんと暗記や理解をしていれば8割は絶対にとれるテストなんです。そこで点数がとれなかったら補講を受けてもらいます。その繰り返しです。
―増田塾では一人の生徒に対して一人のスタッフがついて年間を通して面談を繰り返すと聞きました。
そうです。全員一対一で面談を行います。そして、そこで率直に生徒にアドバイスします。勉強だけでなく、生活態度やプライベートに関しても指摘します。「最近だれてない?」とか様子がおかしい子に「なんかあった?」とか。
―そこまで分かるものですか?
分かります。少人数で生徒に向き合っているからこそだと思いますが「あれ?なんか様子がおかしいぞ?」とか「毎回少し遅刻するようになったな」など感じていると、点数がとれなくなったり、伸びが悪くなったりと如実にテスト結果に現れます。そこで指摘するとやはりね、ビックリするみたいで。「先生はすべてお見通しみたい」と怖がられますよ(笑)実際、「入試より面談の方が怖かったから本番はリラックスしてできた」と言っていた卒業生もいましたね(笑)
―しかしそれは先生と生徒の信頼関係があってこそですね。カリキュラムでいうと、増田塾では強制的に自習をさせるそうですね。自習室では自分の席が決まっているとか。
はい。大手予備校などは自習室で勉強しようと思っても、席が足りなくて座れないことが多いんです。そこで自習室で勉強するために朝から並ばなければいけない、という現象が起きます。時間の無駄ですよね。増田塾では自分の席は決まっているのでそういう心配はありません。そして自習の内容に関してもすべて「これをするように」という指示を出しています。そして自習中は増田塾を卒業したチューターと講師がいるので、わからないことがあったら外に出て質問することができます。
―時間は何時から何時まででしょうか?
高卒生は朝9時半~12時半で30分休憩します。午後は13時~18時50分まで。30分休憩して19時20分~22時までですね。(19時20分以降は任意自習)
高3生は学校が終わってから22時までで、その間、スマホを見たり勝手に外出をしたりしてはダメです。
―すごい…受験生は本当に大変ですね。
はい。しかしこれも希望校に入学するための大切な時間なんです。増田塾ではむやみやたらに授業数を増やして詰め込んでも意味がないと考えています。そのため、授業数は多くはないです。そのかわり、自習時間を多くとり徹底的に復習します。きちんと復習するのは本当に時間がかかることなんです。新しい授業をたくさん受けても理解できる人はほんの一握りでしょう。多くの生徒はたくさんの授業を受けて賢くなった気になっているだけです。そうではなく、本当に大切なコトを徹底的に覚えて理解することが最も大切なんです。そこで、本当に覚えたのか理解したのかテストで確認して、できていなかったら補講を行う。増田塾はしつこいんです(笑)何度でも繰り返します。
―増田塾には入塾テストがなく“やる気”だけあれば入塾することができますが、やる気は持続するものでしょうか?
なかにはやる気を保ち続けることができる生徒もいますが、多くの子はそうではないです。それは当然と言えば当然です。そこで、なくなったやる気を再び出させてあげるのも我々の務めです。一人一人個性が違って性格も違います。そういった個性を見極めて、声をかけて面談で話をする。そうするとね「またスイッチ入ったな!」という瞬間が絶対に出てくるんです。言われたからやる、という時期と自分でスイッチが入ってやり始めた時期では成績の伸びがまったく違います。
―先生は教えていて、どんな時に喜びを感じますか?
増田塾には「勉強だけできていれば良いわけではない」という理念があります。生活態度やマナーもちゃんとしていなければいけません。生徒に向けて“増田塾だより”を定期的に発行していますが、そのなかに生活態度やマナーなどについても書かれています。そして、日ごろから指導もしています。ほとんどの生徒は大学に入って3か月もすれば我々が教えていた勉強の内容なんて忘れちゃうんですよ。でもね、生活態度やマナーや人としてどうあるべきか、という教えはいつまでも残ります。なので卒業生が遊びに来て「勉強以外の大切なことをいっぱい教わりました」などと言ってくれると本当に嬉しいですね。やっててよかったなあと思います。
―本当に生徒と先生の関係が素晴らしいですね。今日はお話がきけてよかったです。ありがとうございました。
ありがとうございました。
【お話を伺った人】
英文法/英文読解担当講師 中澤俊介さん
-経歴-
増田塾の英語科で長きにわたり、英文法と英文読解で合格へ導く授業を展開。
同時に教務企画部部長として増田塾のカリキュラム策定から面談方針を作り上げ、多くの生徒を難関私大へ導いている増田塾の核である教務部のリーダー。
関連記事こちらの記事も合わせてどうぞ。
2020.09.27
難関私立文系に合格した3人の生徒たちの保護者の方の座談会【PART2】
2020.09.06