増田塾千葉校の卒塾生 岩井拓流さんは見事に今春、早稲田大学文学部史学科に合格!現役時はラグビーに全力で打ち込みほとんど勉強せずに受験したため、残念ながら合格はできませんでしたが、増田塾での浪人生活を経て合格しました。さらに、受験した早稲田他学部や明治、中央などほぼすべてを合格するという素晴らしい結果を納めました。この1年間何があったのか ご本人にお話を伺いました。
中学3年生の学力のまま高校3年生に
―こんにちは! まずはどちらの大学に合格されたのか教えていただけますか。
第一希望の早稲田大学文学部に合格しました。
―素晴らしいですね。おめでとうございます。
ありがとうございます。
―増田塾へはいつ入塾されたのでしょうか?
高校3年生の11月までラグビーに打ち込んでいまして、その年は記念受験のように敵情視察もかねて受験したんですが、もちろん落ちまして(笑)真剣に予備校を探していた中で、友人も通っていて厳しい塾だということを聞いて、増田塾に決めました。
―なぜ厳しいところがポイントになったのでしょうか?
僕はラグビーをするために高校に入ったので、高校時代まったく勉強せずに学力はほぼ中学3年生のまま止まっていたんです。なので、第一志望である早稲田大学に合格するには、ストイックに自分を追い込んでくれる強制自習のようなカリキュラムがある増田塾が良いと思ったんです。
―なぜ早稲田大学を希望されたのでしょうか?
父親の母校であるということと、将来の選択肢を増やすためにも早稲田大学へ行きたいと思いました。
気分をモチベーションの軸にしない
―増田塾に入られての学習はどうでしたか?
最初は「強制自習というのは基本的には缶詰にされるだけで放任なのかな?」と思っていたんですがそうではなくて、先生方が勉強のやり方を提示してくれた上で、最終的に自分で考えて自主的に勉強していくのだということを知って、すごいなと思いました。
あとは、浪人生ということもありますが、本当にみんな真剣で、いい刺激になりました。
―ずっとラグビーをされてきて、いきなり朝9時半から22時過ぎまで勉強し続けるというのはしんどくなかったですか?
最初は、しんどかったです(笑)
―そのような時はどのようにモチベーションを管理されていたのですか?
僕は読書が好きなので、現代文は読書だと思ってやっていました。あとは、気分をモチベーションの軸にすると勉強の質が変わってしまうので、そうならないように意識しました。やる気が出ない時には早稲田大学のことを考えたり、赤本に書いてあるその大学の特徴や生徒のメッセージなどを読んで、自分が入学した時のことを考えたりもしていましたね。あとは、息抜きにラグビー部に遊びに行ってラグビーをしたりもしていました。
―色々工夫されましたね。
いやあ…一年間浪人生をするというのは本当に大変ですから(笑)
―入塾された時はほぼ中学3年生の学力だったということですが、最終的に偏差値はどのくらい上がったのでしょうか?
30弱は上がったんじゃないかな? と思います。
―すごい! 順調に偏差値は上がっていったんですか?
夏に英語が伸び悩みました。長文がまったく読めなかったんです。その時は本当に苦しかったんですが、先生やチューターさんから「とにかくたくさん長文を読みなさい」と教えられて、それを信じて長文を読みました。必ず新しい長文を読むようにしていましたね。
―ある日突然読めるようになったんですか?
はい。11月か12月頃に突然読めるようになりました。
―嬉しかったでしょうね。でも読めない間は不安ですよね。
不安もありましたが、チューターさんから成功体験を聞いていたのできっと自分も言われた通りに努力をすれば、読めるようになるんだろう、と信じていました。あとは、早稲田大学とか慶應義塾大学の英語の受験傾向として、筆者の意図が問われたり、その時の世界情勢や政治問題などが出るということが分かっていて、その対策でチューターさんが英字新聞を抜粋したテキストを作ってくれました。日本語で読んでも難しいような内容が読めるようになった時には本当に大きな自信になりました。その後は本番も時間を残して終えられるように時間を気にしながら過去問を解くように意識しました。
きっちり勉強すれば結果が出るチェックテストは受験生のお守り
―英語にすごく力を入れたようですが、それはなぜでしょうか?
増田塾の先生方が志望校を決めると勉強の仕方を教えてくれるんです。僕は力を入れる割合が英語6、選択科目3、国語1、と言われたんです。なのでその通りに勉強しました。結果的に国語が上手くいかなかったこともあるのですが、英語と選択科目で成功したのでほとんどの大学に合格しました。
―すごいですね…長年にわたり難関私大文系を研究している増田塾だからこその指導法ですね。受験生にとって大切だなと思うことはなんでしょうか?
漠然とした目標を持つだけだと辛くなってしまうと思うんです。なので、細かく目標を設定するといいと思います。まずは月単位で「これだけ英単語を覚えよう」とか「偏差値を上げよう」と決めて実行していく。
最終的には一日単位の計画を立てて実行する。僕は一週間分の大まかなスケジュールを立てて、細かく落とし込んだ最終系のものは前日の勉強を終えた後に作っていました。最初にキッチリ予定を固めないのは、その日のスケジュールをずらさないのが目標になってしまうのを避けるためです。予定をずらさないのが目標なのではなくて、できるようになるのが目的なので。
人間なのでその日のうちにできないってこともあるじゃないですか。だからその分は次の日に持ち越せるように余白をもったスケジュール作りをするようにしたんです。
―工夫されていて素晴らしいですね。
ありがとうございます。あと、受験生にはチェックテストも大切にして欲しいと思います。チェックテストってきっちり勉強すれば必ずいい点数がとれるんです。過去問などをして、どうしても点数がとれないと落ち込んじゃいますよね。だけど、チェックテストはやれば必ず結果が出る。それは受験勉強が上手くいかない時に自信をつけてくれます。
―なるほど! ご自身もそうやって乗り越えられたんですね。
はい。英語の長文を読み続けても全然わからなくて辛い時にもチェックテストはやれば応えてくれる。ある日の模試で突然英語の長文が読めるようになったんですが、偏差値が跳ね上がったんです。それが奨学金模試 って言われるもので、上位者には奨学金 が出るんです。僕も奨学金 をいただいたので、その分、親に多く受験させてもらえました。なので、ぜひ奨学金模試も力を入れて頑張って欲しいと思います。
―それは素晴らしい仕組みですね。最後に受験生にメッセージをお願いします。
結果はコントロールできない。だけど過程はコントロールできる
僕は受験にとって大切なのは結果じゃなくて過程だと思っています。もちろん合格しなきゃいけないんですけど、どんなにいい点数をとっても周りがそれ以上に良ければ合格はできません。結果はコントロールできないんです。
なので、コントロールできる“自分はどれだけやってるのか”“どれだけ真剣なのか”“真摯に取り組めているか”ということを全力でやることが大切だと思っています。それができていれば、「これだけやったんだから落ちてもしょうがない」と後悔することはありません。
増田塾の先生は本当にありとあらゆる受験に対する知識とテクニックを持っています。なので、先生たちを信じてどんどん自分の気持ちや状況を伝えて相談してほしいと思います。もちろん、チューターさん達にも。そして、先生やチューターさんにアドバイスをもらったら、今度は自分の頭でそれについて考えて自分の気づきを見つける。
すべて人任せにしていては受験は乗り切れません。あくまで自分の頭で考えて、足りない部分や分からないこと、行き詰ったところをフォローしてもらう。そんなスタンスで頑張ればきっと結果はついてくるはずです。受験生の気持ちに共感し寄り添ってくれる先生やチューターさんがいるということが他の予備校とは全く違う、増田塾の素晴らしいところだと思います。
―本当にその通りですね。大学生活楽しんでくださいね。
ありがとうございます。充実させたいと思います。
【お話を伺った人】
岩井拓流さん(増田塾 千葉校出身) 早稲田大学文学部史学科