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2022 早稲田大学

文化構想学部について

<英語>


【出題形式】

問題形式は例年と変わらない。語彙レベルが若干上がっている印象がある。

[1] 長文読解(空所補充)

[2] 長文読解(内容一致・タイトル問題)

[3]長文読解(文挿入)

[4] 会話(空所)

[5] 要約

 

【講評】

[1]長文読解(空所補充)

(A)、(B)と2つのパートに分かれていて、それぞれが短めの文章である。基本的に選択肢は全て同じ品詞であるため、文脈判断が必要。並列・対立・因果などの論理関係を考え、形容詞の場合はプラス/マイナスのトーンで絞り込む。時には単語集に掲載されていない単語も含まれているが、消去法も活用すること。ここで時間をかけすぎてしまうと、後に控えた問題を全てこなせなくなる可能性も高まるので、ここはテキパキ処理していくこと。

 

[2]長文読解(内容一致・タイトル問題)

(A)、(B)、(C)の3つのパートに分かれていて(C)は1ページ半ほどある長めの文章である。ここは一番時間のかかる問題なので集中して取り組む必要がある。先にリード文を読み、キーワードや問われていることを簡単にチェックすること。基本的に設問の順序は本文の順序と一致しているため、本文を読みながら解ける設問を探して解答すればよい。

 

[3]長文読解(文挿入)

選択肢において、代名詞や論理を表す言葉にチェックを入れておく。本文を読みながら、空所の前後で適切なものを探していけばよい。

 

[4]会話(空所)

会話中の空所に単語・熟語を入れていく問題。会話の流れをつかむことも前提だが、特に語彙知識(単語・熟語)も試される。

標準レベルか少し上のレベルの熟語知識も必要となるため、イディオム(熟語集にある熟語や、会話特有の決まり文句など)を覚えていく必要がある。

 

[5]要約

全体の内容を1文で要約する問題。数年前からは書き出しが与えられているため、解答しやすくなっている部分はあるが、2021 年度においては内容面で難化が見られる。

文章全体の主旨を把握すること。英語の文章では、全体を抽象化した文が含まれることも多いが、一部だけを見て全体が分かるとも限らない。練習段階では、よくある間違い方にも意識が向けられるとよいだろう。

 


<国語>


【出題形式】

現古漢融合問題。現古は融合した一つの文章で、漢文は独立した文章。

 

〔現代文〕

大問二題(全 7 問-全 7 問・記述+マーク)。

大問(一)は二個の文章(現代文・近代文語文)の照合問題で例年通り。

大問(二)は随筆文からの出題。出題形式は、

 

①:漢字問題(記述)

②:傍線読解問題(選択・抜き出し)

③:空欄補充問題(選択)

④:脱文補充問題(選択)

⑤:語彙問題

 

②は二個の文章を横断して解答根拠を探す問題もあったが、全体を通して標準的な問が多く、近年の早稲田文化構想でも易しめ。なお 20 年度初登場の自由記述問題は出題されず、19 年度までの形式に戻った。

 

〔古文・漢文〕

大問一題(全 10 問)。出題形式は

 

①:理由説明

②:文法(「に」の識別)

③:文学史

④:内容説明

⑤:空所補充

⑥:内容合致

 

【講評】

〔現代文〕

複数の文章を照合させて論旨を掴む読解力、近代文語文をスピーディに読む力、随筆文特有の「心情表現の理由」や「比喩表現の解釈」を読み取る力。問題を「解く力」よりも「読む力」の向上が必要。過去問演習は有効。

 

〔古文〕

単語・文法問題は基礎~標準レベルの問題が大半。解釈問題も単語+文法で選択肢の絞り込みが可能。傍線部内に「指示語」があれば、指示語を特定することで正解に近づける。

 

〔漢文〕

返り点・書き下し文・解釈問題ともに、基本語句と句形を理解していれば解ける問題が大半である。設問数は3問とかなり少なく、設問レベルも標準的である。

 

文化構想学部は現古漢融合問題なので、古文・漢文パートの設問のヒントが現代文パートにあることが多い。つまずいた時には、現代文パートを参照にするくせを付けておくのがよい。

 


 

<日本史>

【出題形式】

2021年度は、大問数は例年と同じ4題、小問は昨年の 43問から41問に減少した。全体としては、難易度は昨年よりやや易化である。昨年は一部、記述や正誤問題でやや難問が出題されたが、2021 年度はほぼ教科書範疇で解ける問題となった。出題形式は、当学部は用語選択・用語筆記・正誤問題・配列問題が大きな柱である。

2021年度は正誤問題が昨年の 14問から 16問に増加し、用語記述が 15問から 13問に減少し、配列問題は昨年同様1題出題された。

ほぼテーマ史から出題となるなど時代横断的なテーマ史が主流を占め、今年も原始の出題はされなかった。原始や史料問題が苦手な受験生にお勧めである。なお、文化史はテーマ史としての出題はもちろん、それ以外でも、著書などで絡んで出題されるので、基本用語の暗記は必須である。

 

【講評】

2021 年度文化構想学部でも恒例の「組み合わせ正誤問題」と「2つ選ばせるタイプの問題」が出題し、内容がかなり細かい内容も出題されたため、過去問研究に加え、同様のタイプの他学部の過去問を解き慣れることが大切である。さらに、本学部では配列が必須であるので、ある程度の年号の暗記は必要となる。ただ、2021 年度は昨年に引き続き 1 題のみの出題となった。内容的には、2021 年度出題された「都市史」は、2012年度、2008年度でも出題され、「貿易史」は 2013年度でも出題されている。さらに、都市史は 2021年度では文学部、教育学部でも出題されているため、他学部併願していた受験生には有利な出題となった。

 


<世界史>


【出題形式】

2019年度、 2020年度は大問8題、2021年度は大問7題。全体の総解答数は、2021 年度は2020年度と同様の42個。

記述式解答の数は、2019年度は15個、2020年度は14個、2021年度は16個と推移。正誤判定問題は、2019年度は15個、 2020年度は11個、2021年度は16個。語句を記述させる問題はほぼ例年通りの難易度。正誤判定問題は2020年度に難化したが、2021年度も同様の難易度。全体的な難易度についてもやや難化。

「文化構想は問題は簡単」というのは過去の話になるだろう。例年、近世~近代の美術作品が写真ごと出題されている。地図問題は、2018 年度まで出題されていたが、2019 年度からは出題されていない。

 

【講評】

4択空欄補充問題、4択正誤判定問題、一問一答問題が中心。

2021 年は戦後史が出題されなかったが、基本的にはどの時代、どの地域からも満遍なく網羅的に出題しており、特定の単元だけを大問丸ごと出題してくるわけではない。


※意表を突く難問が数問出題されるが、いかに見切りをつけて後回しに出来るかも重要。これが出来る人は向く。

※学部に「文化」とつくだけに、絵画作品の写真が必ず出題される。教科書・資料集に載っている絵画・彫刻・建築物は全て押さえるべき。もともと好きな人、美術好きな人は非常に有利。

※文化史は、2019年は 40問中8問、 2020年は42問中9問、 2021年度は42問中10問。極めて重要である。

 

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国際教養学部について

<英語>

 

【出題形式】

Reading(90分)

[1]長文読解(内容一致問題・下線部)/[2]長文読解(内容一致問題・下線部)

[3]長文読解(内容把握・空所・内容一致)

 

Writing(60分)

[1]自由英作文(意見論述)15cm×10行/[2]自由英作文(図表説明)15cm×12行

[3]英文要約(日本語で解答)15cm×8行

 

【講評】

[1~3]長文読解

主な問題構成は、(1)段落ごとの趣旨を問う問題に、(2)内容一致問題となっている。

(2)の内容一致問題については、選択肢が本文の順序とは異なるため先読みがしにくい。従って、まず段落を読むごとに(1)を順に解き、その際パラグラフメモなどを残しながら読むことによって文章の全体像を後から確認できるようにしておく。(1)の解答とともに本文を一通り読み終えたら(2)を解く。従来の同学部の過去問・法学部の問題でも練習できる。

 

[1]自由英作文

意見論述タイプのもので従来の過去問で出題されているものと近い。

 

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法学部について

<英語>

 

【出題形式】

基本的な問題形式は変わらない。ただし、2020年度の大問1と大問2の形式については、2021年度で順序が入れ替わっている。また、2020年度まで出題されていた小説文は、2021年度では出題されていない。

[1]長文読解(内容一致問題・下線部)

[2]長文読解(内容一致問題)

[3]文法・語法(空所補充・turn+前置詞の熟語)

[4]文法・語法(正誤)

[5]文法・語法(空所補充)

[6]文法・語法(整序問題)

[7]自由英作文(絵に対する説明)

 

【講評】

特に長文は単語数が非常に多く、問われるポイントもかなり細かいので、注意力が必要。自由英作文も特徴的で、与えられた「絵」の意図を英語で説明する問題となっている。

 

[1]長文読解

主な問題構成は、(1)段落ごとの趣旨を問う問題に、(2)内容一致問題となっている。

(2)の内容一致問題については、選択肢が本文の順序とは異なるため先読みがしにくい。従って、まず段落を読むごとに(1)を準に解き、その際パラグラフメモなどを残しながら読むことによって文章の全体像を後から確認できるようにしておく。(1)の解答とともに本文を一通り読み終えたら(2)を解く。

 

[2]長文読解

非常に長く、問われるポイントもかなり細かいので、注意力が必要。本文は全2ページほどあり、1ページにつき2列書かれている。そこで、まずは1列読むごとに設問を見ていく方法がいいだろう。

 

[3]文法(空所補充)

2021年度はturnを用いたイディオムが出題された。ここは受験生にとって厳しい部分もあったかもしれないが、基本動詞を用いたイディオムは熟語集に掲載されているものはしっかり徹底した上で、可能な限り知識を拡げること。

 

[4]文法(正誤)

通常の正誤問題と同じ解法でよい。標準的な正誤問題集をトレーニングしていれば解ける問題。

 

[5]文法(文法・語法)

まとまりのある文章の中の空所に単語を埋めていく問題。通常の空所補充と同じ解法でよい。文法と文脈の両方の側面から考えていけばよい。

 

[6]整序英作文

文章全体は軽く読み、趣旨を探る。該当箇所になったらその前後で問題を解けばよい。

 

[7]自由英作文

与えられた絵について説明する問題。順序としては基本的に最後に解けばよいのだが、こんな方法も意識しておくとよい。試験開始と同時に、まずこの設問に目を通し、その場で少し考えてみる。そして、それを踏まえて、各設問に取り掛かる。その中で、ヒントになるような構文や表現が見つかればそれを利用できるかもしれない。

 


 

<国語>

 

【出題形式】

〔現代文〕

大問二題(全8問-全5問・記述+マーク)、大問(三)は随筆文、大問(四)は論説文で抽象度は高く論旨が掴みにくい。

①:漢字問題(記述)

②:傍線読解問題(選択)

③:空欄補充問題(選択)

④:自由記述問題(120~180字)

 

②は選択肢の正誤判定が厳しい。各選択肢の細かな表現や論理展開と、文章との照合が求められる。

④は「傍線の意味説明」と「主題となる語句の説明」を組み合わせて解答する。

 

〔古文〕

大問一題(全7問)で、出典は『増鏡』。出題形式は、

①:傍線部解釈

②:文法(品詞分解)

③:敬意の対象

④:主語判別

⑤:内容合致

 

〔漢文〕

大問一題(全5問)で、出典は『開元天宝遺事』。出題形式は、

①:空所補充

②:理由説明(抜き出し)

③:書き下し文

④:傍線部解釈

 

【講評】

〔現代文〕

課題文と設問のボリュームに対し制限時間が短く、タイムマネジメントがしっかりできていないと時間内に解ききれない。長文記述問題への対応力と、課題文全体から論旨を掴み、それを自らまとめ直す構成力が必要。国公立大学対応の問題集に加え、要約練習なども効果的。

 

〔古文〕

単語・文法問題は基礎~標準レベルの問題が大半。解釈問題も単語+文法で選択肢の絞り込みが可能。傍線部内に「指示語」があれば、指示語を特定することで正解に近づける。法学部では、主語や敬意の対象を問う設問が頻繁に出題されている。敬語動詞を見たら、誰の動作・誰への敬意か、は常に意識しておくとよい。

 

〔漢文〕

返り点空所補充・返り点問題は頻出。解釈問題は本文の趣旨を問うものが多い。基本語句と句形の理解が肝要である。

 


 

<日本史>

 

【出題形式】

大問数は例年と同じ4題、小問数も例年と同じ40問と昨年と同じ形式であり、1問1点であった。全体としては、難易度は昨年よりやや易化である。大問Ⅰは古代から中世、大問Ⅱは近世、大問Ⅲは近代、大問Ⅳは現代から出題されている。

近現代史から大問出題2題と出題の主流を占め、一方今年も原始の出題はなく、中世・近世もそれぞれ数問しか出題されなかった。

大問Ⅰは古代の「交通史」、大問Ⅱは中世から近代の「一揆・社会運動史」、大問Ⅲは近代の「通信史・外交史」、大問Ⅳは現代の「貨幣金融史」から出題された。看板であった日記などから引用した短文の未見史料問題が消滅した。それ以外の、正誤問題・筆記問題の作り方は今年も変わらず。ただ、語句選択が4問から5問に増加し、正誤問題が昨年の19題から16題にやや減少し、史料の並べ替え問題が消滅した。

 

【講評】

今年の早稲田は、全体的に昨年よりは難易度が易化していて、当学部は短文未見史料問題が消えたこともあり、かなりの高得点が望める。ただし、コロナ禍による受験を想定して、あえて消したことも考えられ、今後、短文未見史料問題が復活する可能性もあるため、過去問で練習はしておきたい。全体的に比較的基本的な知識で解ける設問が多く、昨年同様に教科書を逸脱した盲点用語の出題が減る一方、正誤問題が主流となっている。正誤自体はかなり微妙な選択肢が多いため、解き慣れることが必要である。また、当学部はさらに「2つ選ばせる」タイプの問題が出題するため、過去問検討に加え、「2つ選ばせる」タイプの他学部の過去問を解き慣れることが大切である。

  


 

<世界史>

 

【出題形式】

例年、大問5題、マーク式の設問が34問、250~300字論述が1問。合計35問中(34問は4択正誤判定問題と4択空欄補充問題)。2019年以降は易化。細かい正誤判定問題が中心だったが、近年は因果関係や年号・年代の誤りを判断させるものではなく、単なる用語のすり替えが中心になる傾向が続き、用語のレベルも易しくなりつつある。例年、出題範囲は満遍ないが、2020年は近代史(19世紀)は全く出題されず、戦後史も1問のみ。2021年も戦後史が1問のみだった。

 

【講評】

論述のウェイトが非常に高い。2020年に難化、2021年度は標準的な難易度に回帰。論述は2か月程度の訓練が必要。

文化史は2019年は35問中6問、2020年は35問中3問、2021年は35問中9問。年度により、ばらつきがあるが、意外に文化史の割合が高い。

年号が絡む問題は2019年が6問、2020年は7問(実質、14個の年号を覚えておかなければ正解を得られなかった)、2021年は8問。

 


 

<政治経済>

 

【出題形式】

問題数は昨年と同様で、政治分野の多くは日本国憲法からの出題であった。論述問題は150字と100字以内の2題から250字以内の1題に減った。昨年は見られなかった時事的な知識を問う問題が一部で見られた。

 

【講評】

一部では通常の学習で触れることのない難問が出題されることはあるものの、論述問題も含めて基本事項についての正確な知識が求められている。また、日本国憲法からの出題が多くみられ、条文や判例、関連する法律等の詳細な知識も求められている。論述問題については、他学部や他大学の問題で訓練しておく必要がある。未知の判例については、資料集等で調べて要旨を押さえてくとよい。

 

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文学部について

<英語>

 

【出題形式】

問題形式は例年と変わらない。語彙レベルが若干上がっている印象がある。

 

【講評】

会話問題では、英語の会話特有の表現が問われる。中には in lieu of~などのレベルの高いイディオムもあるが、まずは解答できるものを中心に解いていく必要がある。最後の要約英作文は、指定された書き出しに続けて、4~10語程度で要約を完成させるという問題。

(その他)文化構想学部と同じ。

  


 

<国語>

 

【出題形式】

〔現代文〕

大問二題(全8問-全8問)、大問(一)(二)ともに論説文。出題形式は、

①:漢字問題(記述)

②:傍線読解問題(選択)

③:空欄補充問題(選択・抜き出し)

④:脱文補充問題

⑤:内容一致問題

 

20年度初登場の自由記述問題は出題されず、19年度までの形式に戻った。

 

〔古文〕

大問一題(全8問)で、出典は『別本八重葎』。出題形式は、

①:文法(「る」「らる」の識別)

②:傍線部解釈

③:和歌の修辞法

④:敬意の対象

⑤:内容合致

⑥:文学史

 

〔漢文〕

大問一題(全4問)で、出典は『陸九淵集』。出題形式は、

①:語句

②:返り点

③:傍線部解釈

④:主題把握

 

【講評】

〔現代文〕

早稲田の中では特別際立った特徴のない、現代文の王道めいた出題。ただし文章の論旨と論理展開を細部まで精密かつ正確に読み取らなくてはならず、選択肢の正誤判定も表現の微妙な差異に着目する必要がある。早稲田他学部も含めた、過去問演習が有効。

 

〔古文〕

単語・文法問題は基礎~標準レベルの問題が大半。解釈問題も単語+文法で選択肢の絞り込みが可能。傍線部内に「指示語」があれば、指示語を特定することで正解に近づける。文学部では、主語・敬意の対象・文学史が頻出である。特に文学史は覚えておけば解ける問題なので、確実に得点したい。また和歌関連の文章や設問も頻出である。基本的な和歌の修辞法は確実に覚えておきたい。

 

〔漢文〕

空所補充・返り点問題は頻出。解釈問題は本文の趣旨を問うものが多い。奇をてらった設問は少なく、基本語句と句形を理解しておくことが肝要である。

  


 

<日本史>

 

【出題形式】

2021年度の大問数は例年と同じ6題、小問数は昨年の47問から45問に減少した。出題形式は、正誤問題・用語選択・用語記述が大きな柱で、作り方は今年も変わらず、史料問題が出題されないのも当学部の特徴である。2021年度は45問中、正誤問題が21問から15問に減少し、用語記述は昨年同様17問で、配列問題は出題されず。正誤問題は減少したものの、原始の出題が、やや難問もあったため、全体としては、難易度は昨年同様である。内容は必ず大問Ⅰは原始(旧石器~弥生)、大問Ⅵは文化史(写真が出題)され、残りの大問Ⅱ(古代)、Ⅲ(中世)、Ⅳ(近世)、Ⅴ(近現代)をテーマ史で構成する作り方となっている。

 

【講評】

当学部では必ず大問Ⅰで旧石器~弥生(古墳の時もある)を出題してくるので、原始について深く学習しておくことが必須である。なお、近年原始のみでの大問の出題が他学部では見られなくなっているので、当学部の他大問Ⅰのみを解いていくことにより慣れることが近道である。2021年度は、原始に限って教科書を逸脱する出題が復活し、過去問では、用語集でも判定できないような選択肢を出しているときもある。過去問に出てくる用語を使いまわすことも多いので、正答以外の正誤の文章も吟味して、習得していくことが必須となる。2021年度は平城京の地図が出題され、2019年度では徳川氏の系図が出題されているので、教科書の図や地図、グラフも目を通しておきたい。さらに、大問Ⅴで必ず写真問題が出題されるため、教科書に出てくる写真はもちろん、図説などの写真をなるべく見慣れておかないと、解答ができない。2021年度は「興福寺仏頭」が出題された。それ以外の文化史は一問一答的な出題か、本文での空欄問題での出題がメインとなるため、難易度的には基本用語の暗記で対応できる。 

 


 

<世界史>

 

【出題形式】

例年、大問数は8題だが、2021年は9題。解答数は46問で、2問だけ増加。定番の論述は、2020年度に続いて2021年度も出題されず。また、4択正誤判定問題、4択空欄補充問題、記述式空欄補充問題、1行論述問題(90字程度)で構成される。ただし、2020・2021年は論述問題がなかった。絵画、彫刻作品の写真問題が特徴的だが、教科書・資料集に載っている絵画・彫刻・建築物は全て押さえるべき。なお、先史時代を出題するのも従来の特徴のひとつであったが、2019年度以降は出題されていない。

 

【講評】

年号が絡む問題は2019年が43問中10問、2020年は44問中15問、2021年は46問中4問で、意外にウェイトが高い。出題範囲は2019年は実に満遍なく網羅的だったが、2020年は中世に大きく偏り、その影響か近代は1問のみだった。

文化史は、2019年は43問中6問、2020年は44問中4問、2021年は46問中11問。

※文学部だからといって文化史が多いわけではなく、他学部と何ら変わらない。しかし、だからといって対策しなくても良いという結論にはならない。どれも基本的なので、対策していないと確実に致命傷になる。

 

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人間科学部について

<英語>

 

【出題形式】

問題形式は例年と変わらない。

[1]長文読解(リード文付き内容一致)

[2]文法問題(空所補充)

[3]文法問題(正誤判定)

 

【講評】

[1]長文読解

短めの文章が8題ある。時間配分は平均すると約10分程度となる。短いので、集中して取り組むことができるものの、表面上だけの解釈ではダミーの選択肢に引っかかってしまう可能性も高い。過去問をたくさん解いて慣れる必要もあるだろう。内容を問う4択式の問題については、3つの選択肢の後に[All of the above](上記のすべて)という選択肢が含まれる問題もあり注意が必要。学部の性質上、理科系の題材を扱うことも多い。また、数値を扱う設問も頻出。

 

[2]文法問題(空所補充)

各文に当てはまる単語(前置詞や副詞が中心)を11の選択肢から選ぶ問題。単語が不要な場合はNO ERRORという選択肢を選ぶ。この問題に必要な知識は、①前置詞語法②前置詞を伴う熟語や動詞語法である。標準的な語法問題集や熟語集をマスターする事。

 

[3]文法問題(正誤判定)

レベルは標準的と言える。合格のためにここは外せない。ぜひとも満点~1ミス程度を目指したいところ。通常の正誤判定問題集をやれば対策は可能。

  


 

<国語>

 

【出題形式】

〔現代文〕

大問一題(全13問)、論説文。出題形式は、

①:傍線読解問題(選択+抜き出し)

②:空欄補充問題(選択+抜き出し)

③:内容一致問題

 

文章・設問ともに難解で選択問題も正誤判定に迷う場合が多いが、今年度は比較的解答根拠が明確な問題が多かった。とは言え目立った傾向の変化はなし。

 

〔古文〕

大問一題(全7問)で、出典は『北越雪譜』。出題形式は、

①:会話文範囲指定

②:人物判定

③:傍線部解釈

④:空所補充

⑤:内容合致

 

〔漢文〕

大問一題(全4問)で、出典は『列仙伝』。出題形式は、

①:書き下し文

②:傍線部解釈

③:内容合致

 

【講評】

〔現代文〕

課題文が抽象度の高い論旨の掴み辛い内容で、早稲田・上智大レベルの演習を重ねて慣れておく必要がある。出題形式などに特別際立った特徴はないが、唯一解を導き辛い設問に拘りすぎず、確実に正解できる問題に集中するといった実践力が必要。早稲田内では過去問演習が最も有効な学部。

 

〔古文〕

単語・文法問題は基礎~標準レベルの問題が大半。解釈問題も単語+文法で選択肢の絞り込みが可能。傍線部内に「指示語」があれば、指示語を特定することで正解に近づける。

 

〔漢文〕

返り点・書き下し文・解釈問題ともに、基本語句と句形を理解していれば解ける問題が大半である。

 人間科学部の試験時間は、大問計3題で60分。素早く解くスピードが要求されているが、古文・漢文は基礎~標準レベルの問題が大半。古文・漢文は素早く(目標20~25分)解いて、現代文に時間を割くのが理想的。

 


 

<日本史>

 

【出題形式】

2021年度は大問数は昨年と同じ5題、小問数は昨年並みの42問であった。本学部は早稲田の中では日本史の問題は例年難しい方だが、今年の難易度は昨年同様である。出題形式は、正誤問題・用語選択・配列問題が大きな柱で、作り方は今年も変わらず、全問マークであることと正誤問題の出題率が高い(これが難易度の高い理由)ことが当学部の特徴である。「なければカをマークせよ」という出題をしてくることも本学部の特筆すべき点である。2021年度は42問中、正誤問題が昨年の20問から21問に増加し、配列問題は昨年同様の3問出題された。

原始は小問で1題のみしか出題されず、戦後は単独での出題がなく、原始と戦後と記述が苦手で、文化史及び史料問題が得意な受験生にお勧めである。

 

【講評】

本学部は、「人間科学」とつくだけあり、生活史(生活にかかわるテーマ)が多く出題される。教科書のコラムなどを熟読しておかないと全く取れないテーマなども出題される。2021年度人間科学部は、大問Ⅰで「地方史・難波の歴史」が出題されたが、地方史・都市史は2019年、2015年、2008年、2006年、2005年でも出題されている。さらに、大問Ⅴで「疫病・飢饉」が出題されたが、疫病・災害・医療関係は、2019年、2009年、2008年でも出題されている。以上から分かるように、かなり過去問研究が必要となる。最後に、本学部も「2つ選ばせる」タイプの問題を出題するため、過去問研究に加え、「2つ選ばせる」タイプの他学部の過去問を解き慣れることが大切である。

  


 

<世界史>

 

【出題形式】

例年、大問数は5つ(2020年は4つ)。問題数は毎年47問前後。記述式問題は一切なく、全問マーク式で、4・5択正誤判定問題、4・5択空欄補充問題で構成されている。出題範囲は満遍ないが、2020年は古代史が出題されなかった。ところどころ細かい知識が散見されるが、合否には無関係だろう。

 

【講評】

文化史は、2019年は47問中5問、2020年は50問中0問、2021年は47問中4問。

年号が絡む問題は2019年が5問、2020年は9問(しかし、実質24個の年号を把握しておく必要があった)、2021年は7問。

地図問題は2019年が1問(さらに、地理的知識がないと解けない問題が1問)。2020年は出題されなかった。2021年は地図問題が1問。

なお、毎年、数問だけ難易度の高い情報が出題されるが、合否には無関係。例えば、2021年は、奉先寺洞、遼の第2代太宗(耶律堯骨)、2018年のセプティミウス・セウェルスなど。 

 


 

<数学>

 

【出題形式】

60分で解ききるのは難しい分量か。大問2は小問集合が出題されている。全問マークのため、要領よく解き進められたかがカギ。大問2,4をどれだけ正確に、かつ素早く解けたかで、得点は大きく変わったであろう。また、大問2(3)のように、細かい条件を落とすと答えが変わってしまう問題にも注意が必要。

 

【講評】

60分で大問5題と、時間的余裕は全くない。したがって、まずは標準レベルの問題を見た瞬間に解けるようになっておくことが重要。その上で思考力を要する問題に取り掛かっていきたい。

 

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教育学部について

<英語>

 

【出題形式】

問題形式は変わらないが、若干レベルが下がっている。

[1]長文読解(空所補充・下線部・語句整序・内容把握)/[2]長文読解(内容把握・下線部)

[3]長文読解(内容把握・下線部・空所補充・タイトル問題)

[4]長文読解(内容把握・下線部・語句整序・アクセント)/[5]会話読解(空所補充)

 

【講評】

<全体的に>

長文読解は、早慶においてはやや易レベルと言える。文法的視点や語彙知識を問う問題も含まれる。代名詞が指す内容を特定させる問題も頻出。会話問題のレベルは、他大学と比べると高い。会話特有の表現などの知識は必須。

 

<長文読解>

(時間配分)最後の大問5に最低限の時間を残し(おそらく8~10分)、残りを4題の長文に回す。平均すると1題20分となるが大問ごとに分量が異なるため、その時の分量に合わせて調整する。

 

(下線部)通常の解法でよい。文法的視点と文脈を考えて解けばよい。また、語彙的知識そのものや、難解な単語を文脈から考える問題もある。代名詞の指示内容を問う問題も頻出。

 

(内容把握)設問の順序は本文順だが、後半の設問においては全体的な内容について問われることもある。そのため内容に関する設問がある場合は、先読みしてキーワードを押さえておくこと。

 

(空所補充)基本的な解法は通常の空所補充と同じである。文法的視点を考えて、選択肢を絞り込み、文脈にふさわしいものを選ぶ。文脈とは関係なく文法的視点だけを問う問題も多く含まれる。

 

(タイトル問題)この問題があるかどうかは本文を読む前に確認しておくこと。選択肢は先読みする必要はない。通常のタイトル問題の解法と同様、第1段落や最終段落が大きなヒントを与えてくれることが多い。

 

(アクセント問題)基本的な問題。発音・アクセントの薄めの問題集を一通りやっておけばよい。

  


 

<国語>

 

【出題形式】

〔現代文〕

大問二題(全8問-全9問)、大問(一)(二)ともに論説文。出題形式は①:漢字問題(選択)/②:傍線読解問題(選択)/③:空欄補充問題(選択)/④:脱文補充問題/⑤:内容一致問題。②が大半で、③も接続詞・副詞問題が出題されるなど、シンプルな出題形式。

 

〔古文〕

大問(三・甲/全11問)、出典は『沙石集』。出題形式は①:傍線部解釈/②:空所補充/③:文法(「の」の

識別/動詞の活用)/④:内容合致/⑤:文学史。

 

〔漢文〕

大問(三・乙/全6問)、出典は『史記』。出題形式は①:理由説明/②:心情説明/③:返り点/④:傍線部解釈/⑤人物判定。

 

【講評】

〔現代文〕

早稲田(文)と同様にオーソドックスな問題構成。文章の論旨と論理展開を正確に掴む必要がある点も文学部と共通している。早稲田現代文の導入として適しており、早稲田の他学部を受験予定でもまず教育学部の問題から取り組んでみるのが良い。

 

〔古文〕

単語・文法問題は基礎~標準レベルの問題が大半。解釈問題も単語+文法で選択肢の絞り込みが可能。傍線部内に「指示語」があれば、指示語を特定することで正解に近づける。教育学部では、形容詞や副詞の空所補充問題が頻出である。形容詞・形容動詞の場合は選択肢を吟味すること、副詞の場合は呼応の副詞に注意すると正解に近づける。また掛詞の指摘や文学史もよく出題されるので、こちらも覚えておきたい。

 

〔漢文〕

空所補充・返り点問題は頻出。解釈問題は本文の趣旨を問うものが多い。他学部に比べると設問数が多いのが特徴。

 


 

<日本史>

 

【出題形式】

2021年度の大問数は例年と同じ5題、小問数は昨年同様の43問であった。出題形式は、正誤問題・用語選択・用語記述・史料問題が大きな柱で、作り方は今年も変わらず、未見史料問題が大問で出題されることと「あるだけ選ばせる」というタイプの正誤問題が出題するのが当学部の特徴である。

特に史料の読み取り問題も2問出題された。2021年度は43問中、正誤問題が昨年の17問から22問に増加し、記述は11題のママ、配列問題は出題されず。全体的には、正誤問題が増加した上に鎌倉の地図を見たことがないと解けない細かい出題もあるため、難化したといえる。原始は全く出題されず、文化史の出題率は低いので、原始と文化が苦手で、史料問題が得意な受験生にお勧めである。

 

【講評】

正誤問題では「あるだけ選ばせる」タイプの問題があり、2021年度は1題に留まったが、早稲田唯一の出題で、法政や中央で類似した出題があるため、あえて法政や中央の類似問題を解くことにより、解き慣れることが大切である。

当学部の未見史料問題は、2021年度は読解タイプが出題されたため、共通テスト同様に選択肢と該当部分を探していくことにより、解答することができる。2021年大問Ⅰで「地方史【東北・九州】」、大問Ⅳで「沖縄史」が出題されたが、地方史が2019年、2018年、2007年、2005年で出題されている。

さらに、大問Ⅴで、「法制史」が出題されたが、2015年、2010年で出題されていることから分かるように、かなり過去問研究とテーマ史対策が必要となる。 

 


 

<世界史>

 

【出題形式】

例年、大問数は4題、解答数も50個。2021年は全てマーク式になり、定番の記述式一問一答10問は消滅。

例年、大問1・2がヨーロッパ史、3が東アジア史(中国)、4がその他の地域を扱うという問題構成をとるが、2021年度は、3でユーラシア各地、4で中国史を出題。さらに、消去法が使えない「すべて選べ」という問題が3つ出題された。この傾向が定番化するかはまだ分からないが、大きな変化の一つ。

 

【講評】

年号が絡む問題は2019年が15問、2020年は6問(ただし、実質21個の年号を把握する必要があった)

2021年は7問。

文化史は2019年は50問中1問、2020年は50問中2問、2021年は50問中14問。過去に多く出されたことは何度もあるので、油断禁物。

 

※教育学部だからといって、教育関連用語が出るわけではない。教育関連用語は、2019年は「ユネスコ」の1語のみ。2020年は全くなかった。2021年はヨーロッパの大学について1問のみ。 

 


 

<政治経済>

 

【出題形式】

空欄穴埋め、正誤・選択問題といった知識を問う問題が多くを占めているが、一部でグラフや問題文の読み取り問題が出題されている。昨年に比べて問題数が減少するとともに、記述での空欄穴埋め問題が見られず、すべてマーク式の問題形式となっていることから、全体的な難易度は低下したと思われる。

 

【講評】

知識問題が多く、基本的なものから細かいもの、時事的なものまで幅広い知識が要求されている。基本事項の知識を正確なものにするとともに、用語集や資料集などで詳細な知識を補充し、新聞やニュース等で時事的な用語を拾って知識を補充しておく必要がある。

 

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商学部について

<英語>

 

【出題形式】

形式、レベルとも例年と同じ。

[1]会話文(空所補充・下線部・整序)/[2]長文読解(内容一致問題・下線部・空所補充・整序・タイトル)

[3]長文読解(内容一致問題・下線部・空所補充・整序)

[4]長文読解(内容一致問題・下線部・空所補充・整序)/[5]長文読解(内容一致問題・下線部・空所補充)

 

【講評】

会話問題:beataroundthebush「遠回しに言う」などの慣用表現が出題されていた。会話特有のこうした表現を覚える必要がある。ハイレベルなものを収録した熟語集や会話表現集などを1冊仕上げた方がよい。

長文問題:早慶レベルの中では、比較的標準レベルと言えるだろう。設問もシンプル。設問や内容一致の選択肢を見てキーワードをチェックし、パラグラフリーディングを意識して読むこと。あとは、段落を1つ読むごとに解ける設問に対応していけばよい。本文中の整序問題も標準的レベルなのでここも外せない。独立した文法問題はないが、整序問題を扱う問題集を1冊仕上げること。

 


 

<国語>

 

【出題形式】

〔現代文〕

大問一題(全11問)、論説文。出題形式は①:漢字問題(記述)/②:傍線読解問題(選択)/③:空欄補充問題(選択・抜き出し・自由記述)/④:内容一致問題/⑤:ディスカッション問題。⑤が新傾向で、複数の生徒によるディスカッションの内容を課題文と照合させる問題。

 

〔古文〕

大問一題(全7問)で、出典は『堤中納言物語』。出題形式は①:空所補充/②:文法(「なむ」の識別/呼応の副詞)/③:傍線部解釈/④:和歌の修辞法/⑤:敬意の対象/⑥:内容把握。

 

〔漢文〕

大問一題(全4問)で、出典は『巣林筆談』。出題形式は①:空所補充/②:返り点/③内容合致。

 

【講評】

〔現代文〕

早稲田商学部では20年度もベン図を活用した問題を出題するなど、新傾向問題への意欲が強い。共通テスト対策なども活用し、様々な出題形式に慣れておくことが有効。早稲田(文・教育)など他学部の過去問演習も有効。

 

〔古文〕

単語・文法問題は基礎~標準レベルの問題が大半。解釈問題も単語+文法で選択肢の絞り込みが可能。傍線部内に「指示語」があれば、指示語を特定することで正解に近づける。商学部では、和歌に関する設問が頻出なので、和歌の修辞法などは理解を深めておきたい。

 

〔漢文〕

他学部と同じく、空所補充・返り点問題は頻出。解釈問題は本文の趣旨を問うものが多い。

 


 

<日本史>

 

【出題形式】

大問数は例年と同じ6題、小問数も例年と同じ59問と昨年と同じ形式であった。全体としては、難易度は昨年よりやや易化である。出題形式は、正誤問題・用語選択・用語記述・論述問題が大きな柱で、作り方は今年も変わらず、史料問題が大問で2題など出題率が高いことが当学部の特徴である。

さらに今年は完全な読み取り問題が、3問出題されている。なお、昨年かなり難易度が高かった論述問題が、5個の指定用語付きの80字論述のため、実質つないでいけば容易に解答できる内容となった。

正誤問題は59問中、28問を占める。時代ごとのテーマ史が出題され、近現代史から大問出題3問と出題の主流を占め、今年は原始の出題は小問1問にとどまる一方、恒例の戦後から大問1題が出題された。

原始はあまり出題されない。戦後の単独での出題があるので、原始が苦手で、近現代及び戦後史、史料問題が得意な受験生にお勧めである。

 

【講評】

本学部は、「商学」とつくだけあり、経済の表の顔である社会経済史及び貨幣金融史関係のテーマと経済の裏の顔にあたる社会運動史(一揆・労働運動・社会主義)が多く出題される。

テーマも「松方財政」「大戦景気」「恐慌の時代」「金解禁」「高橋財政」と同じものが繰り返されている。本学部の未見史料問題は、基本的には既存の知識と背景知識でほぼ解けるものが出題されている。

2021年は全体的に比較的基本的な知識で解ける設問が多く、2020年商学部がかなり難易度が高かったため、コロナ禍を考慮してか、教科書を逸脱した盲点用語の出題が減る一方、正誤問題が主流となっている。

本学部はさらに「2つ選ばせる」タイプの問題が出題するため、過去問検討に加え、「2つ選ばせる」タイプの他学部の過去問を解き慣れることが大切である。

本学部の問題は、全時代(原始のみは2011年以来出題がない)、全部門から出題されることが多いので、まずは弱点となる時代や分野を作らないよう、貪欲に、幅広く知識を習得してほしい。

 


 

<世界史>

 

【出題形式】

例年通り、大問数は4題。全部で50問、4択空欄補充と正誤判定問題が中心。最後の大問だけは記述式空欄補充問題13問と100字論述1問。論述問題(100字)が出題されるが、1990年代のインド(2018年度)、1980年代のアメリカ(2019年度)、2015年のイギリス(2020年度)と、戦後史の中でもごく最近の時代を出題していたが、2021年度は、1960年代後半のアメリカ(公民権運動を踏まえた共和党支持者の増大の背景)が主題だった。

正誤判定問題の出題数は減少傾向にあったが、本年度は3年連続となる11問。2021年は文化史にかかわる問題が50問中11問と多かった。2021年は、寛容法、ジョン=アダムズ、ブラック=ライヴズ=マター(BLM、BlackLivesMatter)などハイレベルな用語が出題されていた。

 

【講評】

文化史は、2019年50問中1問、2020年は50問中2問と少なかったが、2021年は50問中11問に増加。

※2019年に、試しに調べたが、Z会の一問一答を問題文まで暗記していたとして、50問中20問しか正解できないことが判明。

※商学部だけに、商業、商人の活動、税制、貨幣・通貨体制を意識した問題が多く含まれる。2020年も財務総監コルベールの重商主義、シャーマン反トラスト法、国債、スムート=ホーリー関税法、多国籍企業、産業の空洞化、リーマン=ブラザースなど、商業に関係する用語が出題された。

※2008年の国際金融危機(リーマン=ブラザーズ破綻)、2009年のゼネラルモーターズの倒産、2010~11年のアラブ政変など、21世紀も狙われるので注意が必要。

 


 

<政治経済>

 

【出題形式】

昨年と同様、空欄穴埋めや正誤・選択問題については通常の学習でカバーできる問題が多くを占めていた。一方で、昨年は論述問題が2題出題されていたが、今年は出題がなかった。また、数学的な思考力を問う計算問題については昨年と同様に出題されたものの、問題自体は短時間で解けるものが多かった。そのため、昨年に比べて難易度は低下したと思われる。

 

【講評】

通常の学習でカバーできる問題が多くを占めており、基本事項についての正確な知識が要求される。論述問題については、100字を超える問題が見られるため、日頃から字数の多い問題を解いて訓練しておく必要がある。計算問題については、分量が多く難易度も高いため、問題演習を通じて様々なパターンに慣れるとともに、数学的な思考力を養うことが必要となる。

 


 

<数学>

 

【出題形式】

昨年度よりは易化したとはいえ、相変わらず私大文系トップレベルの難易度。大問1の空所補充形式であっても、他大学では大問1つ分くらいの分量、難易度である。90分と試験時間は長いため「自分が解ける問題」を正確に見極め、「粘れる問題」に時間を使えるかが勝負の分かれ目となる。

 

【講評】

私大文系の中では別格の難易度。基本問題はほぼ出題されず、意図の読み取りづらい問題が出題されることが多い。難易度が高い問題であっても、しっかりと実験を行い、考察をしていくことが重要。

 

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政治経済学部について

<英語>

 

【出題形式】

[1]総合問題(非英語)/[2]長文読解(空所・記述式空所・内容一致)/[3]自由英作文(15cm×15行)2021年度より英語の出題は「総合問題」の一部となったため、英語単体で見た場合の分量は減少した。例年の長文問題と比べると、大問2題分程度の長文で、空所補充や内容把握問題が出題されている。英語パートの大問構成は、大問2が長文読解(40点)、大問3が自由英作文(15点)となっている。

 

【講評】

<長文問題>

長文問題は、論旨は追いやすいが、語数が多い。そのため論旨を押さえながら読み進める読解力(や持久力

など)が求められる。自由英作文は15点と配点の比率は低くない。この対策なくして合格は厳しいだろう。

 

<自由英作文>

例年通り最低2つの根拠を含めて意見を書く問題。2020年度のテーマは「若者にとってスマートフォンは有害である」であった。2021年度は「平和的目的のための抗議なら暴力に訴えてもよいか」というテーマであった。15cm×15行とあるため、130~150語程度になるだろう。

 


 

<国語>

 

【出題形式】

※試験科目に「国語」が無くなり、「総合問題」となった。大問一題(全7問)、6つの図表+解説文。出題形式としては①:解説文中の空欄補充問題(選択)/②:解説文と図表を踏まえた最適な図表選択問題/③:長文論述問題(200字以内)。

 

【講評】

政治経済科目で扱うテーマの文章が登場したため、政経選択者が有利ではある。ただし図表と解説文のみで解答は可能であるため、現代文の読解力とデータ読み取り型小論文の対策をしておけば充分対応可能。論述問題に関しては意見の独自性よりも図表に即した論理的な推測力が試されている。日頃からデータ読み取りの練習を重ねるとともに、慶應(経済・商)なども過去問演習として有効。

 

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社会科学部について

<英語>

 

【出題形式】

[1]文法問題(正誤判定)/[2]長文読解(内容一致問題・下線部・空所補充)

[3]長文読解(内容一致問題・下線部・空所補充)/[4]長文読解(内容一致問題・下線部・空所補充)

[5]長文読解(内容一致問題・下線部・空所補充)形式、レベルとも例年と同じ。

 

【講評】

[1]文法問題(正誤判定)

Noerrorという選択肢も含まれており、細心の注意が必要。しかし、ここを手早く済ませておかないと、長文読解の時間を圧迫する。落ち着いて処理していくこと。標準的な正誤問題集を1冊仕上げるとよい。

[2]~[5]長文読解

形式は例年と変わらないものの、相変わらず早稲田では最高レベルの難易度と言える。特に長文においては、分量が多いだけでなく、estrange/disconcertなどの非常に高いレベルの語彙が設問で扱われている。そのため標準的な単語集1冊だけでは、この学部の英文に対応するには不十分であろう。

 


 

<国語>

 

【出題形式】※現古漢融合問題。

〔現代文〕

大問一題(全10問)、論説文。出題形式は①:漢字問題(選択)/②:傍線読解問題(選択)/③:空欄補充問題(選択)/④:内容一致問題。文章内容は比較的平易ながら、文構造や論理展開など表現面の正確な理解が試される。

 

〔古文・漢文〕

大問一題(全10問)で、出典は古文が『源氏物語』、漢文が『泰中吟十首』、『後漢書』『列女伝』。出題形式は古文が①:文法(活用形)/②:空所補充/③:趣旨説明、漢文が①:傍線部解釈/②:返り点。

 

【講評】

〔現代文〕

文章読解力よりも、選択問題の正誤判定力が問われる。文中の細かい表現に着目し、解答根拠を明確に立て

て解答するトレーニングが必要。

 

〔古文〕

単語・文法問題は基礎~標準レベルの問題が大半。解釈問題も単語+文法で選択肢の絞り込みが可能。傍線部内に「指示語」があれば、指示語を特定することで正解に近づける。

 

〔漢文〕

漢文独立問題を出題する他学部と同じく、空所補充・返り点問題は頻出。基本語句と句形を理解していれば解ける問題が大半である。

 

社会科学部は現古漢融合問題なので、古文・漢文パートのヒントが現代文パートに隠されていることが多い。現代文パートと丹念に照らし合わせていくとよい。

 


 

<日本史>

 

【出題形式】

2021年度社会科学部の大問数は例年と同じ4題、小問は40問から38問に減少した。特に今年は社会科学部初めての論述問題が出題された。しかし、内容は「民本主義」についての問題で、教育学部で史料問題が出題されたため、併願した受験生には有利な内容となった。出題形式は、正誤問題・用語選択・史料問題が大きな柱で、作り方は今年も変わらず、2010年以降人間科学部同様に全問マークであることと正誤問題の出題率が高いこと、そして史料問題が大問で1問(2018年は出題されず)出題されることが当学部の特徴である。2021年度は38問中、正誤問題が25問、配列問題が4題出題された。原始が苦手で、全般的にムラがなく得点でき、史料問題が得意な受験生にお勧めである。文化史はテーマ史(教育史・仏教史・学問思想史)での出題はしばしばある。

 

【講評】

2021年は未見史料問題が1題出題されたが、基本的には既存の知識と背景知識でほぼ解けるものが出題されている正誤問題が多い上に、かなり細かい内容も出題されているが、教科書の本文がそのまま使用されていることが多いので、熟読しておきたい。2021年度社会科学部は、大問Ⅲの「法制史」は2019年、2017年、2012年、大問Ⅳの「日中外交史」は2016年、2015年、2010年に出題された。さらに大問Ⅳで出題された「異国船打払令」の史料は、2010年に出題されている。最後に、過去問をやるにあたって、2010年から現在のマーク式のみに切り替わり、それ以前の問題は筆記での記述もあるため、現在の出題とはだいぶ変わることとなる。以上を考慮して年度を確認しながら過去問に取り組むといい。本学部は、時代を絞った学習は厳しく、時代横断的なテーマ史が主流を占めるので、薄く広く学習することが大切となる。

 


 

<世界史>

 

【出題形式】

例年、「問題数40問、全てマーク式」だったが、2021度は「マーク式問題が37問,30字の論述が1問」と変化した。30字とはいえ、新たに論述形式が登場したことは大きな変化であった。去年(2020年)は全40問だったが、今年(2021年)は38問に減少。相変わらず、非常に細かい正誤判定問題と年号に関わる問題が多い。年号を無視した学習では満足には戦えないだろう。また、全体的に山川出版社の教科書「詳説世界史B」や「世界史B用語集」の説明文中にさりげなく書かれている情報からの出題が多く、丹念な学習が望まれる。難関私大のなかでは、慶應(法)と同様に、最上位生でないと対応が難しいだろう。例えば、2021年は、オランプ=ド=グージュ、オーストリア皇女マリ=ルイーズ、ブラウン判決、男女雇用機会均等法、サーリーフなどが細かいが、実は、すでに難関私大で出題されたものばかり。ウルグアイ=ラウンドの詳細も細かい。

 

【講評】

正誤判定問題と年号並べ替え問題の山。年号が絡む問題は2019年は40問中21問、2020年は40問中13問(ただし、26個の年号を把握する必要がある)、2021年は38問中9問。年号の比重が極めて高く、年号を無視した学習では満足には戦えないだろう。

文化史は、2019年は40問中3問のみ。2020年は40問中9問(大問Ⅰはほぼ文化史)、2021年は38問中9問。非常にウェイトが高い。

また、例年、山川出版社の教科書「詳説世界史B」や「世界史B用語集」の説明文中にさりげなく書かれている情報からの出題も多く、熟知していないと勝負にならない。

※社会科学部といっても、人間社会に関わる問題が好んで出題されるわけではない。どの時代、どの地域も満遍なく出題してくる。

※とにかく、正誤判定問題、年号並べ替えに強い人向け。

 


 

<数学>

 

【出題形式】

昨年度とほぼ同じかやや簡単目な問題群。問題は難しくないが、記述問題であるため、普段から記述の力をつけていくことが重要である。また、試験時間は60分と短い為、計算力も必要となる。

 

【講評】

難問の類は今年度は出題されていない。全体的に標準的な難易度の問題であるため、しっかりと基礎を固めていくことが重要である。もちろんその分高得点勝負となることが予想されるため、正確な計算力、記述力も付けておきたい。

 

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スポーツ科学部について

<小論文>

 

【出題形式】

※試験科目に「国語」が無くなり、「小論文」のみとなった。全1問、1000字以内の論述問題。21年度小論文は円グラフが示す割合から何のグラフかを推測させ、そこから独自の意見論述へとつなげる問題が出題された。18年度以降課題文や資料のない「テーマ型小論文」の形式が採用されていたが、今年度は資料が復活し、さらに「資料のデータ元を推測する」という一手間が追加された点が新傾向。

 

【講評】

スポーツと社会・経済・文化に関わる知識を(データも含め)ある程度身に付けておく必要がある。論述力としては基礎レベルの技術を持っていれば問題無し。むしろ有効な具体例などを論述に取り入れるための知識を入れておく方が重要。

 

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