早慶上智合格　江藤 天音さんの合格体験記

私は高一の秋から増田塾に入塾しました。高二の頃は同輩がいなくて、ひたすら先輩たちに追いつけるように毎日塾に来てチェックテストを数え切れないほど受けました。しかし、気付いた時にはもう自分が受験生になっていて、周りだけが変わっていくような不安や、人よりも塾生活が長いからこそ他の人よりもできていなきゃいけないというプレッシャー、苦手科目が全然克服出来ない焦りで精神的に安定していませんでした。それでも私が第一志望の大学に合格できたのは先生方や校舎スタッフの方々、両親の支え、そして何より合格したいという自分の強い気持ちがあったからだと思います。私は十八年間の中でほとんどと言っていいほどどこかしらの学習塾に通い続けて、中学受験のときも第一志望に落ちたにも関わらず全く落ち込まない、それどころか滑り止め校に受かっただけで満足していた自分がいたことに負い目を感じていました。ですが、大学受験という人生の中でも大きな節目を前にし、こういう過去の自分と真正面から向き合う最後のチャンスだと思って、私大最難関と呼ばれる大学に挑みました。受験勉強を始めた高一の頃、学年最下位から這い上がるのはほんとに大変で、毎日過呼吸な上に泣きながら勉強机に向かっていました。しかし、受験生になってからは高一の自分が一番の原動力になっていましたし、なんなら高三の時のほうが高一の時に比べまだ楽だったかなとも思います。当たり前に塾に通って、受験させて頂けること。友人や戦友、先生方などのたくさんの素晴らしい人たちに恵まれ、多くのことを経験して感じられること。どんなに苦しくて辛くても、未来は絶対いいんだと自分が自分を信じられること。他にもありますが、こういう当たり前なことに気づけたことが三年間の受験生活で私が得た財産です。自分が決めた道を自分の力で切り開いて壁を乗り越える、ということは容易なことではありませんが、きっと自分の力になると信じて大学生活を送りたいと思います。私を支えてくださった皆さん本当にありがとうございました。